『 Schoolyard Council:2 |テーマ:title sequence 』
・日時: 2019年11月29日(金)19:00開場/19:30開始(21:00終了)
・会場: TOT STUDIO( THINK OF THINGS 2F )
・料金: 1,500円(ご予約優先)
・トーク:Tripod(菅原慎一、安永哲郎、小柳帝)
・ゲスト:福富優樹(Homecomings)、小川あん and more
詳細・申し込みはこちら https://syc01.peatix.com
菅原慎一(シャムキャッツ)+小柳帝(ライター/編集者)+安永哲郎(THINK OF THINGS)=Tripodが主催する学びの場「 Schoolyard Council 」、第2回のテーマは「title sequence」。いわゆる映画のタイトルバックについて、多彩なゲストとともに語り合います。
映画を観るとき、ヒッチコックの映画のように、冒頭にデザイン性の高いクールでカッコいいタイトルバックが出てくると、観る前からワクワクしてきますよね。また、本編が終わって、下手したらお客さんが席を立って行ってしまうエンドクレジットが、ウェス・アンダーソンの映画のように、アニメーションなどを駆使したチャーミングな映像になっていると、映画を2倍楽しめたような気になってしまいます。
そんな映像を、英語圏では「タイトル・シークエンス」と呼んでいます。そして、1950年代のヒッチコック映画の頃から、このタイトル映像を専門に制作するデザイナーや映像作家が登場します。
「スクールヤード・カウンシル」の第2回は、そんな映画の「タイトル・シークエンス」に注目します。まず、前半は、Tripodの小柳が、ソール・バスに始まるその「タイトル・シークエンス」の歴史を、実際の映像を観ていただきながら解説します。ちなみに小柳は、そのタイトルバック・デザインのオリジネーターであるソール・バスのDVDの解説を書いております。
そして、後半は、Tripodの他のメンバー菅原、安永をはじめ、映画ファンとしてもつとに知られるミュージシャンの福富優樹さん(Homecomings)、俳優の小川あんさんらをお招きし、それぞれの「マイ・フェイバリット・タイトルバック」をご紹介いただきます。
映画のみならず、映像・アニメーション・デザイン・音楽などに関心のある方にも楽しんでいただける講座です。
【ゲスト】
福富優樹(Homecomings)
1991年5月生まれ石川県出身。homecomingsのギターと作詞を担当。好きな映画は「ロイヤルテネンバウムス」「スモーク」「ファーゴ」「トゥルーマン・ショウ」など。ビルマーレイが大好き。京都アニメーション『リズと青い鳥』や今泉力哉監督の映画『愛がなんだ』の主題歌も手掛ける。映画の上映とバンドのライブ、zineの制作が一体となったイベント「new neighbors」をイラストレーターのサヌキナオヤとバンドの共催で定期的に行っている。これまでの上映作品は「アメリカン・スリープオーバー」「ヴィンセントが教えてくれたこと」「スモーク」「ゴーストワールド」。またサヌキ氏と共作の漫画『confused!』の単行本が発売中。京都α-stationにてレギュラー番組『moonrise kingdom』が放送中。
小川あん
1998年3月29日生まれ。東京都出身、俳優。主な出演作に、『天国はまだ遠い』(監督:濱口竜介)、『あいが、そいで、こい』(監督:柴田啓佑)、『わたしは光をにぎっている』(監督:中川龍太郎)、日清食品カップヌードルCM「HUNGRY DAYS 最終回篇」などがある。Gucchi’s Free School 公式HP、雑誌『DVD&動画配信でーた』では、映画コラムを執筆中。現在は大学卒業の為に俳優活動は休止しているが、来年イギリス留学を経て再開予定。
Tripod(トライポッド)とは、カメラなどで使う三脚のことです。本来なら全く同じ三本の脚で安定的に支えるべきところですが、異なる出自、背景を持つ私たちという脚ではどこかアンバランスになってしまうかもしれません。それでも、私たちの持っている何らかの共通項が、絶妙なバランスでカメラを支えてくれるものと信じています。
それは、鉛筆を親指、人差し指、中指の三本の指で器用に支えるあの持ち方にどこか似ているかもしれません。実際、英語では、あの持ち方を「Tripod Grip」と言うそうです。
そんな私たち〈 Tripod 〉の上に載るカメラが不意に捉える風景を、私たち〈 Tripod 〉が握る鉛筆が偶然描き出す線の軌跡を、私たちもワクワクしながら眺めることができたらと思っております。
その〈 Tripod 〉を据える、私たちの広場のような場(イベント)が、〈 Schoolyard Council 〉です。Schoolyard Council(スクールヤード・カウンシル)、もちろん私たちの作った造語ですが、あえて訳せば「校庭評議会」ということになるでしょうか。
「教室」でも「部室」でもなく、気持ちの良い風のそよぐ「校庭(Schoolyard)」のような場所(THINK OF THINGS)で、音楽・映画・アート・デザインなどさまざまなカルチャーを、ジャンルの垣根を取り払いながら、自由に、でもちょっと生真面目に、課外活動感覚で楽しく共に学べる場にしたいと思っております。
今後とも、〈 Tripod 〉の活動にご注目くださいませ。